シリコンバレー/Cities, Silicon Valley

ふとわかった。だから出勤前の慌しい時間を惜しんでメモしておきたい。


でがけにパートナー君が特に何の気なく言った言葉「毎期ベイエリアによく出張するね」。なぜだかわかった。あたり前のことだ。サンフランシスコ・ベイエリアにしかけがあるからだ。この街でインターネットビジネスが動き、そしてあたり前のように人もビジネスも集まってきている都市だからここへくる必要があるからだ。それでいうと私の大好きな全く別のアメリカ都市NYもそうだ。そこがNYであるからこそ、ビジネスがあり、人が集まる。だから活気もエネルギーもあるし、魅力的な要素が集中している。何度も言うけれど、カリフォルニアとNYは全く違う。そのカリフォルニアも、ハリウッドやアナハイムを抱えるサザンカリフォルニアと、こちらシリコンバレーのあるノーザンカリフォルニアでは全く雰囲気も異なるし、住む人々も違う。アメリカの都市ごとの差異や、エリアごとの構成の差異は語るまでもないが、それがアメリカという国だ。そんなことを考えながら、今きっと上海やバンガロールという都市はおもしろい顔をしているのではないかと直感した。


かつて旅行会社でインバウンド(訪日外国人)誘致の方策について日本やトーキョーという都市がもつ魅力の観点から悩んでいた。石原慎太郎氏の言うように東京を魅力ある都市へ、ということを考える一方、日本へあるいは東京へ世界の人々が来たくなるかどうかは、その都市なり国にいる人間の魅力にイコールなのだ。今日本人を知り、日本と何かをしたい人は日本を目指すだろう。その「何か」がトーキョーにあるのか、サンノゼやNY、上海、バンガロールといった都市にあるのか、それを考えたら都市を訪れる人間の数と深く関係してくるはずだ。


出社初日。知り合いに顔を見せたりして、目的のMtgを終えた。多少苦労しながらも出張前にアジェンダとQ&Aを準備にメールしておいたお陰で、欲しい答えのかなりをMtg内で得ることができた。今後もこの方式を続けよう。そうだ。会議本番がやってきてから仕切っているようでは成果は少ないのだ。事前にアジェンダと質問項目を相手に投げておくとこんなにもスムーズに、統計数値や今後の方針などまで調べておいてもらうことができる。ちょっと前進。一つショックだったこと。仲良しのエンジニアが急に先週(金)で辞めてしまっていた。今回の出張も途中まで連絡を取り合っていたのに既にいなかった!(涙)もう少し経ったらアメリカ人のエンジニア夫婦に食事に連れて行ってもらう予定。外は雨が降って寒いけど、楽しい時間を過ごせるといいな。