昨日より10度くらい寒いNY。みんなが毛の帽子などをかぶっている日。


徒歩でブロードウェイの方にある靴屋さん"Florsheim"へ。小一時間かけて父とパートナー君がそれぞれ2足ずつ靴を購入。父はこの店の靴を大事に10年ほども履いているという。だから今回は補充にやってきたのだ。担当をしてくれた黒人のおじちゃんはとてもやさしくて、サイズ8やら、ワイドのサイズ8やら、そのひとつ上やら下やら、あのデザイン、このデザインなどをみんなトライして二人が納得できる靴に出会えるまで、がんばってくれた。「今度日本にいったら案内してくれる?」とか言うので予定でもあるのかと思いきや、「そんな余裕があったら苦労しないけどさ」なんて言っていた。おじちゃんは指が一本少なくて、自分も幅広の脚で苦労するんだ・・・とか言いながら、父には$18で売っているというシューバッグを"Happy Holidays!"とか言いながら2つプレゼントしてくれた。


一度荷物をホテルに置いたあと、51st streetで昔の父のアパートの角のスープがおいしい店へ行くと、今はコリアンが経営しているみたいだけど、デリの雰囲気はあの頃のままだった。NYはこういうところが素晴らしいんだ。オーナーと時代が変わっても、一軒一軒のレストランや、小売店が結構変わらぬ佇まいでやっていたりする。だから何度も訪ねたくなる。隠れ家をもちたくなる。一人ぼっちで淋しいNYの大人たちが行きつけの店をもったりできる。9-11があったけど、NYのそういうよさは、ちっとも失われていない。ニューヨーカーが、朝の出勤前にスープとサラダ、またはサンドイッチやベーグルを買っては通りに飛び出していったあの店で、今日はサラダバーとフードバーからいろいろつまんで軽いランチ休憩を楽しんだ。あとは、Bloomingdale'sでのあれこれショッピングや、"Crate &Barrel", "Williams Sonoma"などを覗いて、ホテルへ。