「世界の中心で、愛をさけぶ」/Movie Review

やっと観た。セカチュー
直感的に苦手な作品でした。四国愛媛の島を舞台にした純愛で、素朴な透明感に溢れている。全編に鏤められているウォークマンや、ダブルデッキのラジカセ、オートリバースなどのSony製品、それを使ってカセットテープで交換日記をしていく展開、80年代当時の高校生の音景色も独特。もともと片山恭一さんの小説の映画化らしく、その小説ヒットも真家川内倫子さんによる写真、律子役で出演している柴崎コウさんの一読者としての想い入れなどがあったのですね。
その辺りの盛り上がりにリアルタイムでついていっていなかったせいで、余計に映画を楽しめなかったのかもしれないのですが、後味イマイチでした。行定勲監督作品でいうと、同じ柴崎コウ窪塚洋介出演による在日韓国人と日本人の恋愛をテーマにした作品「Go」の方が数倍好みです。http://aiosakebu.yahoo.co.jp/