里谷多英にみる遠征生活のトホホの考察/Travelling Life

里谷多英の記事は周囲でも結構話題。


ブログに以前「遠征生活人生を送ってきたから、移動のあるライフスタイルがいい」と言ってF1レーサーと結婚したテニスプレーヤーの話を書いたときは、その感覚に私もちょっと賛同できるという意味で書いたのだけれど、今回の里谷選手のケースだとちょっと考えてしまう例になった。というのも、2月13−20で行って来たサンノゼ出張後バタバタと忙しく、我が家は今ちょっとしたカオスになっているから。


サンノゼ→翌日から出勤→パートナー君国内出張→裏磐梯スキー→出勤(パートナー君仕事で4時とか深夜帰宅の日々)…というだけで既に部屋の中も、頭の中も「散らかった」感たっぷり。定期的に日常離脱をするライフスタイル大好き派の私だけど、トーキョーの自宅が空母だとすると、物理的にどこかへ行ったり、精神的に何次元かを彷徨うのは大好きだといっても一時的な戦闘機生活みたいなもん。必ず空母に戻ってきて整理とか充電することで、おそらく自分のコア(=軸)なものをそこに戻す体と思う。だから別にコアは、家とか自宅とかいう物理的なものでなく、コンセプトでも構わないのかもしれないけど、まぁ住んでいる家とか家庭が普通は空母なんだろうな。コアを失っては糸の切れたタコになってしまう。


里谷選手の記事でそんなことをちょこっと考えた。都市から都市へ、大会から大会へと精神的にも体力的にも自分のコントロールとアジャストをこなしていかなくては勝負に残らないスポーツ選手たち。そんな凡人には想像もつかない人生を送る選手達が家族を持つとすると、さてどういうライフスタイルならば続くのだろう。もしかしたら、マネージャとかになって常に移動を共にするのが一番いいのかもしれないね。ただ、あの向井千秋さんと万起夫さんご夫妻のようなユニークな生き方ももちろんある。ふたりはほとんど共に暮らしたこともないけど、老後一緒に世界中を旅することを夢見て今別居生活を送っているとか。なんだか素敵な夫婦だなぁ〜〜。もちろん凡人にはなかなかできそうにもないのだけれど。