熱を出して眠りに落ちていく瞬間の異様な考察/My crazy thoughts as I fell into deeeeep sleep. I have a fever, but Thank God I am not Jack Bauer! Ican get to sleep!

帰宅してから深い深い眠りに落ち、そして一度目の目ざめを迎えている。
今23:52。まだパートナー君は帰宅していない。自分は熱があるんだかないんだかすらわからない状態(熱い気はする)なので、まず体温計を取りに行き、脇に挟んだ。


眠りに落ちていくその途中を鮮明に覚えている。
今日は体の調子がとても悪くて、体中が冷たくて、痛くて、手先とか足先が氷のように冷たく、でも熱があるのかないのか、熱くて仕方ない首やおでこを、その冷たく冷え切った手先で冷やすととても気持ちよかった。体はなんだかだるく、海老のように丸めて寝に落ちようとしていう朦朧とした自分の思考回路の中で、こうはっきりと思ったのだ。
あぁ、神様!今このベッドで眠れる幸せをありがとう!そう。一日の後に、ここの場所にいること、白い綺麗なリネンの中で、我がベッドに入っていられる自分をとても幸福だと思えた。本当にそう思った。


なんと言うのだろう…。最近ばかげたドラマや映画の見すぎなのかもしれない。「24」のジャック・バウアーだったら毎時毎分トイレに行く余裕もないのだから、こんな安らかなベッドで休んでいないだろう。「キルビル」のユマ・サーマンだって生きているのに棺に埋められたりして、こんな安らぎとは縁遠いし、キルビルでは登場人物の誰ひとりだって安心なんかして眠っていられないのだし、「バイオハザード」とか、「ミッション・インポッシブル」とかもうありとあらゆるドラマの主人公達がどの瞬間どこから狙われても連鎖反応的に動けないとストーリーが終わってしまうようなものばかりだからだと思う。


そう考えると、テレビとか映画の想像力への影響ってもしかしたら確実にあるんじゃないのか?
ゲームとか映画のバーチャルな世界が私の中で、これほどにも現実世界と混ざってしまっているのだから。病気になって、熱を体が出して、深い苦痛な眠りに落ちようとするその瞬間によぎることが、あぁジャック・バウアーでなくてよかった…とか、仕事を終えて今ベッドに戻ってきてうれしい、とかなのだから。そうそう。熱はやはりあったのです。今薬の効果でだいぶ落ちているけれど、体温計が37.8度と言っていました。