ローマ法王葬儀/Funeral - Pope John Paul

帰宅してCNNをつけると既に葬儀報道は過ぎてしまっていた。
Anderson CooperとかCNNの看板キャスターのスタジオコメントに入っていたので、ハイライトを見ようと報道ステーションの録画に切り替えた。


200余名の著名人、もの凄い数の信者。
一般参列者で埋め尽くされたサンピエトロ大聖堂前の光景は、葬儀というよりも今世紀最大のメモリアルイベントともいうべく圧巻。カトリック教における特別な色の衣や、ローマ時代から脈々と続く儀式進行はまるでオペラの舞台かの様相。凄いです。


留学後の長野智子さんは非常にフィールドジャーナリストを徹底していて、その体当たり取材は尊敬に値しますが、今回の街頭インタビューは今ひとつ深みに足りなかったと感じます。26年間勤め上げたローマ法王としての偉業に加え、世界平和や宗教を超えた人類愛、若き人への誠実な指導力を称え、敬意を払い、愛、感謝、その瞬間を共に過ごす時間と空間。そのための長い旅路と徹夜の参列…。現地に飛んだ人にしかわからない、特別な時間と人々の愛のパワーをもう少し視聴者にも伝えて欲しかったです。