アメリカの大学をのぞいてみると

aztimegoesby2005-04-16

今日から2日間12時間の講義を受けている。
プロジェクトマネジメントについてで、東京にあるアメリカの大学でだ。


まず朝驚かされたことが、トイレの洗面台に置いてある小さなバスケット。写真を見るとわかるように、「Free Condoms」と書かれており空っぽになっていたが、補充されるのかもしれない。ふーん。


クラスは全部で20名。
ここでもインドの男性はがんばっていて5人。女性も合わせるとインド人が6人。
日本人は女性6人に男性1人だけ。
アメリカ人が男性3人に女性1人で4人。オーストラリア人男性が1人。アジア人男性が2人。
インドの人と同じチームになったが、緻密で作業も速く、疑問には晴れるまで喰らいつき、同じインド人同士でも「僕はこう思う」、「そうは思わない」などの意見を静かに確実に述べる。時には頑固なまでの丁寧なこだわり方には負ける。世界のビジネス界で活躍するのもわかる。いい加減なはったりではない、確実で緻密で、きめ細かいものが提供できる人々な印象が残った。最近USで見ることの多い、アメリカで活躍しているプロジェクトマネジャーや、エンジニアたちもそんな好印象だ。


昼時間にはコンビニへ買いに行ったが、インドの人がおにぎりを掴んで「これ何が入っていますすか?4年日本に暮らしているけど、漢字は難しくて。」と尋ねてきた。昆布だと言うと「ベジタリアンでも大丈夫かな?」と心配している。それなら、しそうめがあるよ、と言うと喜んでしそうめに換えていた。


あと決定的に違うと思ったのが、講師。
サービス業かと思うほどに慎重に、丁寧に紹介や、説明をしてくれる。日本の大学の教授や講師にはありえない。代々木ゼミナールならありえるけれど。まぁもちろん社会人への公開講座なのでサービス業に近いのだけれど、講師は日頃大学で教えているわけで、急に態度が変えられるわけではないことに鑑みると、サービス精神の高さは評価したい。


あ、そうそう。アメリカの学校の一番素晴らしいところは、
講師が最初にメールアドレスを公表して、授業外でも講座終了後でもいくらでも質問していいと言われること。それと、授業風景を公開して納得してから講座の申し込みができること。そういう満足度と講座の成立がセットだから、講師もサービス精神を発揮する。あ〜あ。どっかの国の大学や英語学校にも考え方を改めてほしいよなぁ。