Wedding Reception

aztimegoesby2005-05-15

友達の結婚披露宴に出かけた。
新婦が前の会社の営業時代の同僚というか後輩ちゃんで、その当時の営業チーム仲間が招待され、同窓会みたいでうれしかった。


結婚式とか披露宴ってなにか特別。2年前に自分自身の結婚式を経験した日のことを改めて思い出した。結婚式とか披露宴というイベントって、リハーサルがあるわけでもないまま、当事者にとってはすべてが初めての経験の連続で、当日本人は人形が如く、言われるがままに支度をし、立ち、座り、微笑みしているだけで終わるに近かった変な感覚をハッキリと覚えている。


私はなるべく自分のスタイルをもった式、パーティにしたくて、あらゆる小物やフラワーアレンジメント、料理メニュー、BGM、ヘアスタイルからブーケまで、色々とプランした方だと思う。旅行会社でツアー手配や行程作成をしていたので、細かいアレンジや分刻みのスケジュール表作成まで自ら動いて臨んだのだけれど、それでもいざ当日を迎えてみると、思わぬところで、やれ新郎新婦は写真撮影だの、なんだの…と待機に入ったり、連れて行かれてしまい、肝心なシーンで親と話すことができなかったり、本人自身ががっかりする瞬間があったことも否めなかった。


披露宴とは、それぞれの家風を表したパーティになるのだなぁとつくづく思う。
パーティ形式がモダンだったり、クラシックだったり、親御さん中心の宴席もあれば、当事者中心の宴席もある。勤務先や卒業校色が濃いものも、家族やごく親しい友人を中心にこじんまりとした素敵なパーティもある。本人が自由にできる家風もあれば、家柄や親御さんのおつきあいの関係上、ご挨拶やらなにやらをしなくてはならない場合もありそう。同じ時代の、同じ国に生きるようでも、家庭ごとの社会におけるスタンスって色々あるのだなぁ。もちろん家庭だけでなく、新郎新婦本人たちの社会におけるスタンスが、もっと大きい場合も多いけど。そういうのこそ、価値観が似ているとか、違うとかいうことで、結婚っていうのは、それが一番顕著にでる1シーンなんだよね。