京都/Kyoto

おじいちゃん、おばあちゃん、おじさんに会ったりして、京都へ向かう。京都は私が大好きで、何度でも行きたい街。今回初めて鞍馬近く、貴船へ行き、貴船川の川床(かわどこ)で鱧しゃぶを頂くことになった。この辺りは清少納言が通ったとかで、枕草子にも出てくるとか。鞍馬天狗が出てくるくらいなので、鬱蒼たる山の中。川の冷水の上に床をこさえて、せせらぎとはやぶさの姿を眺めながら食べる鱧しゃぶは乙なもの!涼しくて、よかったです。貴船では市内とは5度も違うそう。貴船神社の明かり灯る階段も乙なものです。帰りは先斗町をひやかして散歩。途中、光が点々とする山を見て、あれは五山かなぁ…と思い尋ねると、比叡山だそうで。比叡山は歴史の本では有名だけど、本物を見たのは初めてで感動。明智光秀首塚とか、応仁の乱の跡地とか、なんかスケールの違う話がいっぱい。


翌日「たん熊」さんでおいしい朝食をいただく。
南禅寺へ移動し、木造建築の素晴らしさ、三門や苔の庭園、枯山水の石庭、狩野氏の襖絵などにインスピレーションを受け水路閣を見る。ここから錦市場へ行き、和菓子やちりめんじゃこ、鱧の蒲焼きなどを選ぶ。新京極から祇園へ直行して、八坂神社の南門から裏手に回って、「やよい」さんや「はれま」さんでちりめんじゃこを探す。おいしそうな京フレンチのビストロや、おばんざいの店をながめる。円山公園には坂本龍馬のお墓があるそう。この先、舞妓さんのいそうな花見小路を歩き、途中、祇園のお菓子やさんでちまき寿司と、栃餅、粟だんごを買い、四条通りに出ておいしい葛きりでひんやりと涼む。賀茂なすのお漬け物もおいしかった。


京都はいいなぁ。
風情がなくなったと土地の人は嘆くけれど、やはり夢の場所。そういえば「川床って昔からですか?」の質問に「いやー、鴨川のは明治に入ってからですわ。貴船のはね、安土桃山からですけどね…」。う。凄い。昔って安土桃山。さすが古都でこざいまして。江戸から都の東京なんぞとは、桁が違うんですね。