現代アメリカ建築巨匠 Philip Johnson氏

最近、建築家Philip Johnson氏の存在について初めて知った。しかも99才で亡くなったその追悼記事で。幾つか読み進めた関連記事の中に「建築に映像を採りいれた」という表現とであった。建築学に詳しいわけじゃないが、それまで建築学というともっと鉄だの石だのといった建材からスタートする世界だったのを、Johnson氏は映像を頭に描くところからスタートする手法を新たに用いた人なのだそうだ。それはディズニーランド手法でもあるらしく、たしかに別の建築家がどこかで発言しているのを読んだことがある。「最高の現在建築はディズニーランドだ」。


実際に暮らしたりする空間と、ディズニーランドのように虚構空間とでは建築目的が当然異なる。Disneyのものの作り方は、絵コンテのようなビジュアルイメージがとても大切で、そのイメージ世界(虚構世界)を実現させるためにエンジニアたちがデザイン設計する。そこは、シンデレラ城やビッグサンダーマウンテンを遥か遠くにそびえる大きな存在に見せる技法や、建物を実際よりも高く見せるテクニックなどに応用されていると聞く。Philip Johnson氏の手法はこのディズズニーランド手法に例えられるもののようだ。http://en.wikipedia.org/wiki/Philip_Johnson