妊婦になってみて

働く女性にとってトーキョーは妊娠しづらくてしょうがない。猪口大臣もっともっと頑張っていただきたい。
街頭インタビューでは「出産費用負担があってもその後の育児にかかる費用と、社会の在り方が…」という女性が多いが、出産の一部でもいいから本気で負担してほしいです。


例えば今日は母親学級2期。1〜3時のみに母親学級が開催される時点で働く妊婦は終日会社を休まねばならない。体重管理と栄養士指導を2時間受け、ハーブティとちょっとしたおかずサンプルを頂いて、解散。都心部のせいもあり、ほとんど全員が初産婦だからみんな真剣に話を聞きに行くのだけど、もうちょっと開催時間のフレキシビリティ(午前か午後で選べれば半休ですむ!)や、全般的な情報が得られるといいのだけどなぁ。例えば体重を増やすなと繰り返し説かれる一方で、簡単にでもマタニティエクササイズを教えてくれるとかないものかしら。そんな風にみんなも感じているかな?そうでもないかな。


せっかくの終日休みなので、保育園の下見も一件済ませた。自分自身は保育園に通った経験がないので生まれて初めて保育園を下見したのだが、今日行ったところはとてもよかった。園長先生、保育士さん、施設、立地環境、セキュリティ、グラウンドなど素晴らしく、できることならこちらでお世話になりたい希望だが、さぁ激戦をどう乗り越えるかです。入所できなかったら、一年繰り越しだそうで、ヒー!それじゃあ社会復帰できないです。公立の保育所は数が少なく、そして23区ではどんどん民営化が進んでいると聞きます。小泉公約では「待機児童を減らす」そうだが、実情は待機をさせずに断っている現状が報じられていて、年度途中で公立が民営化に巻き込まれ、保育士が全とっかえになるなどのケースがあるとか!あり得ない!もっと本気で社会環境整備してくださいよ。先進国と名乗っている日本なのだから。


スウェーデンにおける育児休暇取得率は、女性84% 男性79.2%だそうで、一方の日本では殆どの序英が出産を期に退職をしてしまうので数字の単純比較できないのだけど、残った働く女性の70.6%、男性については0.56%しか育児休暇を取得していないのだと、今ニュースで発表していた。そりゃそうですよ。現在うちの会社でもおそらく初の男性社員による育児休暇取得事例が称えられているものの、そういう男性は殆どなし。女性はさすがに10例以上は知っているけど、職場を一定期間離れることへの不安や復帰しづらさは、男女どちらでも同じ。辞めてしまう女性の何割が内心は仕事を継続したかったか心の中を覗いてみたい。そしてその数字が社会で活躍できるようになれば、猪口大臣の成果が評価できるというもの。だってそうでしょ。子供はほしいけど、女性が退職し、専業主婦になるのが前提ということが旧社会。男性だって子供と時間を過ごしたいだろうし、女性だって社会にいたい。0か100かではない訳。人間ってバランスの生き物だって思う。だから男性には家や家族と過ごせる時間が足りていないし、女性には社会にいる時間が足りていない。両方が歩み寄れば、もっとお互いのことも分かり合えるんじゃない?