情熱大陸「福島智」氏

毎日毎日、人には本当に驚かされる。
http://mbs.jp/jyonetsu/index2.htmlで、初めてその存在を知った福島智さんは凄い。東大先端研究所の助教授である福島さん、耳が全く聞こえず、目がまったく見えないというが、ほぼ普通に話し、その話す速度も、歩く速度も、なにをするのももの凄く速い。両手の指先をタイプライターのキーボードに置き換え、あいうえおで会話する指点字という手法を産み出した。


盲ろう者として国内初の大学進学を果たし、そして世界初の大学教員となり、2003年のTIMEでは松井秀喜、坂本隆一と並んでアジアのヒーローとスポットを浴びたという。録画がうまくいかず、途中で切れてしまったが、観た範囲でも、福島助教授の素晴らしい人柄、冗談が飛び出したり、奥さんと料理を作る姿や、通勤風景、バリアフリープロジェクトでの活躍、彼を見ると、あぁ何もできないことはないんだと当然のように思わされ、そして、あぁ決して誰にでもできることではないことだ、と思う。しかし本当に、福島助教授、驚くほどバリアが外から見えないのです!それはこういうことだと思うのです。水泳の達人はスイスイ3000mくらい泳いでしまい、傍から見るといとも簡単に成し遂げてしまう。スキーの達人や、勉強の得意な人や、仕事のできる人、料理の得意な人、なんでも同じ。できる人って、簡単に見えてしまうのです。福島助教授の場合も、凡人には真似できないような苦難ですら、そう見えなくさせてしまい、更には凡人を超越して何でもこなしてしまう。いや、驚かされる人が毎日毎日本当にいっぱいで。